宝塚!!

私のデビュー誌プチコミックの前担当さんが「仕事で行けなくなったので〜」ということで、
宝塚歌劇団のチケット譲って下さいました!!
し、し、しかも1階席3列目どセンターの席のペアチケット!!!
前担当さんはおそらく、宝塚歴ン十年…。
観劇に目覚めて4年目くらいのペーペーが、こんなプレミアな席座っていいんでしょうか。
恐れおののきながらも、ヨダレ垂らしまくりの高速二つ返事で頂きました☆
いやぁ、もうホントにホントに、有難うございます。


観た演目は、源氏物語の最終章「宇治十帖」原作『夢の浮き橋』/ショー『アパショナード』
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/113/index.shtml
HPではちょっと動画あります>http://kageki.hankyu.co.jp/
宝塚というと長い手足にはっきりした舞台美人…というイメージだったので、平安時代の話ってどうなんだろう?と疑問でしたが、
宝 塚 は 何 や っ て も ス ゴ イ わ !!
キャストはさることながら、演出、脚本、歌、振り付け、何もかも物凄く良かったです!!
華やかりし平安宮中での、見えない政治の糸に傀儡となる人々の、美しくも哀しい日本美を体現していました。
ただ、私の勉強不足で人物関係やストーリー展開についていけない所がちょっとあったのですが、
昔、↓の本を読んでた同伴者のN島氏は、十分楽しんだようです。

新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上) (新潮文庫)

新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上) (新潮文庫)

新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(下) (新潮文庫)

新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(下) (新潮文庫)

うう…勉強不足の自分が、ものすっごく悔しい!こういう話、すっごい好きなのに!!
これからこの本を読んで、舞台を回想します。


どのシーンの演出もとっても面白かったですが、特に、光源氏が傀儡となって現れるシーンは圧巻でした。人形より作り物みたいだった!
登場人物の中では、色男・匂宮よりも誠実な二番手・薫に、やっぱりどっぷり。不器用男萌え!(←これ私の基本みたい。exオペラ座のあのひと)
それから、個人的にツボったのは、最初のシーンで匂宮が客席に色目を使うシーン。
特定の客席の人をピシッと扇で指してじっと見つめながらのセリフがあるのですが、
その時指されてたのが、60代くらいのおじさん(妻に連れられてきた風)で、
匂宮とおじさん二人ともが、「おおっと。これはこれは、どうも…」みたいな反応をしてたとこ。
心無しか、匂宮が頬笑みというか含み笑いで、なんか微笑ましかったです。


後半のレビューのダンスは、もうとにかく、スパンコールやフリルの編み目まで見えました。
どセンターなので、ホントに目の前まで来る来る。手を伸ばせば触れそう。
ウィンクも何度も受け取りましたとも!!
演劇で和装をた〜っぷり堪能した後だったので、レビューで色んな外国物コスが出て来て余計テンションあがりました。
マタドール、アラブ風、アメリカン、ラテン、燕尾服…。女性の衣装もみんな良かった!
宝塚名物の羽も間近でみれました。あれ、背負ってるのかとおもったけど、肩にリュックみたいな紐が見当たらなかったです。んん?


いや〜、も〜本当に、
「この世にこんッな素晴らしい娯楽が、在っていいのか?!」
というくらいの贅沢でした。
腹の底からワクワクドキドキしました。
素敵なものに出会えると、エネルギーが貰えます。


前担当さん、本当に有難うございました!!!