感慨をおすそわけ①

eriko_takase2009-04-11

「結婚出来るかな」の見本誌を、取材やお仕事でお世話になった方々にもお送りしたのですが、
その感想が、ちらりほらりと聞こえてきました。
自分がお世話になった方に、自分が描いた物で
笑ってもらえたり、「ありがとう」と言ってもらえるのは、
本当に本当に、心の底からじんわり熱くなります。
見本誌が届いた時は、勿論嬉しいのですが、
「お、出来てる!」という瞬間的喜び(と、作成過程の走馬灯)だったんですが、
読んで下さった方の声を聞いて、やっと、
「ああ、読んでもらえるもの作れたんだ!嬉しいなぁ!」と実感が沸いてきました。


私が漫画描いてるのは、絵を描いたり話を作るのも勿論楽しいのですが、
やっぱり最終的には、色んな人に読んでもらいたいからなんだ
と、今痛感しています。
描いてる途中にやたら疲れてくるのは、きっと読んでくれる方が居ないからなんでしょうね。
書き下ろし一気描きの寂しい所です。
(逆に連載という形なら毎週・毎月読んでもらえるけれど、その分締め切りに毎月追われる辛さが待ってますよね。どっちもどっちですね。)


私が描いた後、編集の方やデザイナーの方、校閲の方、営業の方、資材の方、など沢山の方のお仕事があって、
そして形になった、という事も実感してきました。
一人で描いてる時は、ネタが〜肩こりが〜と泣き言ばかり出てしまいますが、
支えて下さる方が沢山いらっしゃるのですよ、自分(喝)
本当に感謝しています。


とか、なんかまた走馬灯が見えはじめ(よく見るな)ましたが、
皆様にも、その走馬灯の一部をちょっとおすそわけ…。
今回の写真は、ファミレスや喫茶店に一日中入り浸って描いたネームの一部です。
こんな丸人間を、宇宙の真理でも見いだそうかとしてるくらい必死な形相で描いてます。
よく、受験生に間違えられます。。
ノートか紙ペラ一丁で、教科書も無い独学の苦学生…いったい何浪してる人に見られてるんだろう。
ていうか何学科受ける人なんだろう。。